楽になった裏がわで

悲しいけれど、「レズビアンであること」をカミングアウトして、私は少し楽になった。

 

もちろん、「レズビアンである自分」とその過去を整理しなおして、恐れながら人に伝えるのは、苦しい過程だったし、楽になって、涙がでるほど嬉しい。

 

でも、楽になったひとつには、直接(私がレズビアンであることを知っている人は)同性愛をけなす言葉を投げかけることがなくなったからだ。連絡がなくなった人もいる。

 

じゃあ、カミングアウトしていない時は?
散々言われた。わざわざ活動している私を捕まえて、伝えに来る人もいた。

 

そんな状況で。友人がいなければ(いても時に難しく)、まともに立ってなんて居られない。

 

 

楽になった私の他に、当事者がいないと思って、なんの知識も想像力も、思いやりもないまま、散々なことを言う(ここでは書きたくないよ)人が、今もいると知っているから。胸が傷んでしかたない。

 

だから、やっぱり、社会を変えなきゃいけないと、私は思っている。


土肥いつきさんの本『 「ありのままのわたしを生きる」ために』に「受け入れるかどうかじゃなくて、存在しているから知らないといけない」というような内容を言った人がいたと書いてあった。

 

そう。あなたがどう思おうが、私はいるんだからね。そう思う。

 

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