Sketch

ーもしも愛がすばらしいなら

大人になったら、童話がものすごくリアルに感じる瞬間がある

子供の頃には「ありえないおとぎ話」でしかなく、共感したり、自分の身に引きつけて考えるなんてことなかった。

 

けれど、大人になって、そのおとぎ話の記憶が薄れて、ストーリーをぼんやりと思い出せるくらいになった時、ふと、そのおとぎ話の主人公に共感したりする。

 

いつかは離れていけるけど、恐れている時にはとても刃向かえないように感じるモンスターのような「怒っている者」から隠れている時。『ジャックと豆の木』のワンシーンが心をよぎる。

 

独り立ちした後に困窮していけば、マッチ売りの少女の気持ちがわかるかも知れない。

 

夢や希望を求めて飛び立った地から、生まれ育った故郷に帰った時に愕然とした時に感じる玉手箱を開けた時の浦島太郎の気持ち。

 

こんなに時間が経ってから、あのおとぎ話を思い出したり共感するのは、どうしてなんだろう。