Sketch

ーもしも愛がすばらしいなら

カミングアウトなんて必要ないと思ってた。でも本当はできないだけだと知っていた。

去年の誕生日、古い付き合いの友だちに祝ってもらい、とても楽しく家に帰った。

 

でも、夜は涙が止まらなかった。

 

「ああ、私はいつまで、誰にも自分のセクシャリティを明かせず、

 

 自分自身を否定して隠しながら生きるのだろう。」

 

そんな想いだった。

 

でも、そんな理由は押し殺して、涙だけを流した。

 

自分が自分に、一番冷たかった。

 

受け入れられなかったのは自分自身だった。

 

 

 

今年に入ってから、「セクシャリティを誰にも言わない」ことについて、色々考えた。

 

セクシャリティを人に伝える必要なんてない。だから言わないだけだ。」そう思った日もあった。

 

でも最近、映画『カミングアウト』を観て、カミングアウトの経験を聞き、友人と対話を続けた。

 

そして、私は言えなかったんだと認めることができた。

 

本当は知っていた。「言えない」のだと。

 

「わざわざ言わない」だけじゃなかった。

 

隠していたし、知られるのを恐れていた。

 

でも言えない自分に向き合えなかった。

 

言う必要を感じるのは怖すぎて、押し込めていたかった。

 

感じるには弱すぎたし、弱い自分に寄り添う自分もいなかった。

 

でも、弱いからこそ、自分一人では抱えきれないからこそ、友だちや大切な人に伝えて、支えてもらうことが必要だった。

 

 

そう思って、ブログを始めてみたけれど、なかなか言葉にできずに、こうしてコップ半分のオリオンビールで酔えた日にしか紡げない。

 

近々、大切な友人に伝えたい。