楽になった裏がわで

悲しいけれど、「レズビアンであること」をカミングアウトして、私は少し楽になった。 もちろん、「レズビアンである自分」とその過去を整理しなおして、恐れながら人に伝えるのは、苦しい過程だったし、楽になって、涙がでるほど嬉しい。 でも、楽になった…

6月18日『季刊セクシュアリティ』75号「沖縄から学ぶ─『平和と性の権利』の実践をつくる」トークセッション

ピンクドット沖縄プレイベントとして、 【『季刊セクシュアリティ』75号「沖縄から学ぶ─『平和と性の権利』の実践をつくる」トークセッション】 が開催されます。 『季刊セクシュアリティ』75号「沖縄から学ぶ─『平和と性の権利』の実践をつくる」トークセッ…

晴読雨読ーそして『わがままなやつら』

友人が、とある新聞の「晴読雨読」というコーナーで図書の紹介をすることになった、と言った。 私なら、人生で読んだどの本を紹介するのだろう、と考えてみた。 頭に浮かんだのは2冊。 中学時代に出会って、今でも素晴らしい本だと想っている「マリアからの…

【本】北原みのり『はちみつバイブレーション』

北原みのり『はちみつバイブレーション』 ゆっくりと、絡まって強固に作られた「ジェンダー」「女について」「男について」「セックスについて」みのりさんが解きほぐしてくれる!それも笑いながら!そんな本だと思いました。 みのりさんが書いているんだか…

イアン・マキューアン『黒い犬』

黒い犬 (Hayakawa novels) posted with ヨメレバ イアン マキューアン 早川書房 2000-07 Amazon Kindle 楽しめる本を見つけたら、読み始めのうちに紹介してしまうというクセ。 この『黒い犬』(うつ病のとは違う本です)は数ページで面白い!と思い、20ペ…

【本】『カラフルなぼくら』ー丁寧に、心をこめて。

とても丁寧に、関係者が精一杯心をこめて作った本なのだと、読んだ後に感じた。 そして、学ぶことも多かった。 ジェンダー、セクシャリティ、既成概念、その人がその人であるということ。 けれど。トランスの人に周囲が抱えさせる生きづらさもそこにはあった…

【本】二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ

人生のほとんどを「 ひとり」(と言っても友人たちに囲まれているのだけど)で過ごした私にとって、目からうろこが落ちるような本でした。 タックスノットと言えば、2丁目に行ったことのない私でも知っている有名なゲイバー。そして、アーティストとしても…

中村キヨ『お母さん二人いてもいいかな! ?』

お母さん二人いてもいいかな! ? posted with ヨメレバ 中村 キヨ,中村 珍 ベストセラーズ 2015-10-24 Amazon Kindle この本の内容を伝えようと思ったら、黙って手渡すしかない、そんな本だと思う。 まるで三次元。この内容がこの小さな本にどうやって詰まっ…

東小雪さん『なかったことにしたくないー実父から性虐待を受けた私の告白』

小雪さんは、素敵な女性だ。遠くからそう思って見ていた。 『ふたりのママから、きみたちへ』も素敵な内容だった。向き合うこと、レズビアンである自分を生ききる姿に、私は美しいと思っていた。 でも、彼女はただ素敵で、美しい、だけじゃなかった。 私が思…

『彼女のためにぼくができること(原題:”Staying fat for Sarah Byrnes”』

彼女のためにぼくができること (YA Step!) 題名に惹かれて、読み始めました。 分類で言うと、ヤング・アダルト向けの本ですが、とても楽しく読みました。 「ぼくが子宮という名の暗い部屋から出てくる一か月前に、父さんが家を出て行った。」から始まる物語…

本「わがままなやつら」ーこんなに自由に現実を描く物語があるんだ

まだ途中なのですが、独特の文体で、とっても好きになってしまいました。 きっと苦手な人は読めばよむほど「ムリ!!」ってなる。 好きになった私は、読めばよむほど、たまらなくなりました。 最近、本を読む気があまりしなかったのですが、ショートストーリ…

ホームレスウーマン―知ってますか、わたしたちのこと

昔、『ホームレスウーマン―知ってますか、わたしたちのこと』という本を読んだ。 その時私は、実家を追い出され、祖父母宅へ非難していた。だから、本を読んで、「もしこの場所(祖父母宅)がなければ私も一緒なのだ」と思った。 その後一度実家に戻り、また…

「かつて子どもだった私」へ贈りたいー【本】ふたりのママから、きみたちへ

東小雪、増原裕子著『ふたりのママから、きみたちへ (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)』 今、読んでいます。 まだ途中なのですが、おふたりが迷ったり葛藤したりすることも書いてあることが、とてもすてきだな、と思いました。 「子どもがほしいレズビ…

利用される、現実的な詩人、山之口貘が大好き

山之口貘は、沖縄の最も有名で、愛されている詩人の一人だと、私は思う。 しかし彼の詩は、編集され、切り取られ、しばしば、まるで彼の詩じゃないかのように唄われる。 そんな彼の詩を読むと、時々元気が出てくる。時々うなりが出てきて、時々笑顔になれる…

【詩】ビートたけし「社会生活」

もう一つのビートたけしの詩 「社会生活」 マリオネットの人形のように俺の、頭、首、肩、両手、腰、両足に何本もの紐が結ばれているその紐を、愛が、恋が、仕事が、家庭が、友が勝手に引っ張る俺は激しく、のた打ち回る早くこの紐を解かないと、俺は駄目に…

【本】大西連『すぐそばにある「貧困」』

泣きながら読みました。 すぐそばにある「貧困」 posted with ヨメレバ 大西 連 ポプラ社 2015-09-08 Amazon Kindle 20代のNPO法人「もやい」理事長の著者が、丁寧に、現在の貧困を描いた作品。 貧困状態で、誰にも相談出来なかった時、頑張っても、どうして…

本『ママ・アイ ラブ ユー』機智に富んだ9歳の女の子の物語

W・サローヤン著 ママ・アイラブユー (新潮文庫) ブロードウェイの大女優を目指す「すてき」なママと私。ママと一日に一回はケンカをし、仲直りをする9歳の女の子。急にニューヨークへ飛ぶことになった夜から始まる二人の物語。 「私」の思ってること、経験…

今、その場所にいる子どもたちの存在を無視できる価値観なんてない。ー子どもの"人生を変える"先生の言葉

淀川区が新しくLGBTハンドブックを出したとのこと。 最近友人が紹介してくれた、他の教職員向けのセクシャルマイノリティ・サポートブック等と合わせて記載。 (リンク先からダウンロードできます。) お知らせ - 淀川区LGBT支援事業 レインボー、はじめまし…

どんなに迫害を受けている国の中にも、信念をもって頑張っている人がいる

文化人類学者で言わずと知れたアクティビストの砂川秀樹さんの講座を以前受講した。 その時に「どんな(LGBTが生きにくい法律がある)国の中でも希望を捨てずに活動している人達がいる。そして(LGBTに関する法律が整備されていると言われる)国でも、いじめ…

大人になったら、童話がものすごくリアルに感じる瞬間がある

子供の頃には「ありえないおとぎ話」でしかなく、共感したり、自分の身に引きつけて考えるなんてことなかった。 けれど、大人になって、そのおとぎ話の記憶が薄れて、ストーリーをぼんやりと思い出せるくらいになった時、ふと、そのおとぎ話の主人公に共感し…

【本】牧村朝子『百合のリアル』ーレズビアンでなくても、自分と付き合う誰もに大切な示唆を与えてくれる本

まきむぅこと牧村朝子さんの『百合のリアル』を読了。 筆者はレズビアンであることを公表し、フランスで同性と結婚生活を送っているタレントの牧村さん。以前「世界の日本人妻は見た!」というバラエティ番組で現地での生活や結婚までの道のりについてもお話…

心臓の移植手術を待つデンマークの女の子のお話 ー 児童文学『マリアからの手紙』

14歳の誕生日を控えた少女マリア。 心臓の移植手術を行わないと生きられないと告げられている。 まだ幼い、大好きな妹に向けて、自分の軌跡を記そうと手紙を描くことを決める。 デンマークの田舎で生きる少女が政治や生きる意味、愛、家族、友人、死と向き合…